APIで操作できるIO 「obniz」を作ってkickstarterで募集中!

今回は自分で開発した回路の紹介です。

新しい開発ボード「obniz」を発表しました。
そして今日から大量生産のための費用をkickstarterで募集しております。
いいなと思った方はkickstarterでの支援をお願いします!

obnizは「APIで操作できるIO」です。
IOが12あり、Wifiモジュールを使ってインターネット上のobniz cloudにつながっています。
そしてobniz cloudにあるAPIを使うことでobnizのIOを使うことが出来ます。

なので、繋がれた部品や回路などをAPI操作でつかうことが出来ます。
モーターやLEDなど何でもネットから使える上に、どんなプログラム言語からでも使えるわけです。

しかも、javascript用のライブラリも提供するのでjsならとにかく簡単です。
HTMLに1行追加するだけでobnizを使いはじめられます。

ブラウザでHTMLを開くだけでプログラムを実行できます。
スマホのブラウザにあるボタンとobnizにつないだLEDが1つのHTMLでつながるのです。

ハードウェアも特徴的です。
以下の機能が全ての12コアルIOで使えます。

  • 最大1Aまで流せる。
  • 3.3/5vを切り替えられる。
  • push-pull/OpenDrainを切り替えられる
  • pull-up(3v/5v) pull-downが利用可能
  • ショート検出で自動シャットダウン
  • AD/UART/SPIなどが全てのピンに配置可能。

ぜひご支援をお願いします!

PICでもmbed!Microchipが出したmbedのPIC版 「MPLAB XPress」

mbedといえば、ARMが提供している開発環境でパソコンに開発ソフトを入れなくてもWeb上で開発ができ、作成したプログラムをドラッグ&ドロップで書き込めるものです。
PICを提供しているMicrochip社はmbedのように使える開発ボードとWeb環境を「MPLAB XPress」として提供を始めました。

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出典: Microchip

実際にログインなどしなくてもすぐに開発画面を開けます。これです
https://mplabxpress.microchip.com/mplabcloud/ide

mbedと特に違うところとしては

  • XC8などデスクトップ版MPLABと同じコンパイラが使える
  • 作ったプロジェクトはMPLABのプロジェクトとして吐き出せる

といったところです。
mbedというよりはオンラインになったMPLABに近いです。
それでもちょっとプログラムを書いてダウンロードボタンを押すとhexファイルがすぐに書きだされますのでとても便利です。あとはこれを書き込むだけとなります。
10GBまでは無料のプロジェクト容量として使えるみたいです。まず使い切ることは無さそうですね。

XPress Evaluation Boardはこれ用の開発ボードでまだ現在は簡単に購入できないのですが、CUriosity開発ボードも対応しているようです。こちらは秋月でも買えます。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10022/

XPressの公式ページはこちらで
https://www.microchip.com/mplab/mplab-xpress
サンプルのプログラムが上がっていて公開されている他人のプロジェクトを開けます
https://mplabxpress.microchip.com/mplabcloud/example

ブラインドをRaspberryPiで遠隔操作

RaspberryPiを使った遠隔操作は流行りですが今回紹介するのは部屋の温度を光をコントロールするというもの。タイマーで自動的に動かすことも出来るようです。

Chris RiegerさんはRaspberryPiでブランドと部屋のエアコンを制御するシステムをRaspberryPiで作りました。
また、エアコン付ける時間やブラインドを開け閉めする時間を設定しておけば自動で動いてくれるようです。
そこまでなら他にもありそうなものなのですが、Chrisさんのサイトに載ってる作り方はとにかく細かい!コマンドからGPIOの使い方からかなり丁寧に説明してくれています。
似たようなものを作りたい人には必見ですね。

サイトはこちら
http://chrisrieger.com/projects/roomautomation

890円で技適もFCCもあるWifiモジュール「ESP-WROOM-02」

Wifiが使えるモジュールは普通2000円とか3000円とかするのですが、今回紹介するのは技適もちゃんと取れていて(日本でこれをつかって販売しても違法じゃない!)、FCCもとれていて、さらにWifi認証もとれているモジュール。そして価格が890円!

wroom2-front
出典: Espressif

同じ機能を持ってるものは他にもありますが、なんといっても注目は価格ですね。
特徴としては

  • 3.3V駆動
  • IEEE802.11b/g/nが使える
  • APモード搭載(無線LANの親機として動作できる)
  • UARTの他にI2CやSDIO、HSPIなども使える
  • ATコマンドによる操作(XBeeなどでおなじみ)
  • TCP,UDP,DHCPのプロトコルスタックを搭載

となっています。
もうWifiモジュールは全部これでいいんじゃないでしょうか。
ちょっと残念なのがDNSは自分で実装しないといけません。あと、HTTPも自分で実装が必要です。
それでも技適がとれているWifiモジュールでこの価格は類似品の半分以下じゃないでしょうか。

元サイトはこちら
http://espressif.com/en/products/wroom/

マイクロテクニカで1個890円で購入できます。(2015年7月2日)
http://park11.wakwak.com/~microtechnica/cgi-bin/goodslist.cgi?mode=view_detail&this_num_genre=3&this_num_goods=&genre_id=00000035&goods_id=00000001&sort=

(追記)
他にもCerevoさんが変換ボード付きで842円(税抜き)で販売しています
http://cerevo.shop-pro.jp/?pid=91592223

SwitchScienceでも扱っています。
https://www.switch-science.com/catalog/2346/

Amazonでも売っています(ただし、マイクロテクニカがAmazonで売ってるって話)

 

Linuxじゃないけど、アプリがはいってる開発ボード「Scorpion Board」

ATmelといえばAVRでAVRといえばArduinoですが、少し扱いやすいAVRと言った感じでしょうか。新しく出た開発ボードは色々用意されている上にちょっとしたアプリが入っています。

scorpion_board_top出典: PICONOMIC DESIGN

このボードの特徴はなんといっても元々用意されているペリフェラルごとの端子です。
どこをUARTにして〜とか、どこがUARTだったっけ〜とかそういうのはなく、分かりやすいように全て印刷済みで用意してあります。

さらにチップにはプログラムが既に書かれていて、パソコンとUSBでつなぐとシリアルで(ボードにFTDIのチップがあります)通信できて、まるでLinuxのシェルを開いたかのようになります

tera_term_cli

ただ、ここでBASICが書けるということではなく、あくまでプログラムはATmelStudioのようです。
ファームウェアフレームワークが用意されてるらしいのでArduinoのように少し簡単にプログラムが出来ますね。

こちらで販売されています今は19ドルですね
http://piconomic.co.za/product/atmel-atmega328p-scorpion-board/