基板上でデータをやりとりするにはUSARTやI2Cなどありますが、ケーブルでつなげない時にどうやって通信するかという問題があります。今回は音データでデジタル通信する簡単なモデムを作った製作紹介です。
このモデムはFSKという周波数が高いか低いかで0と1を送る通信方式で、特に電話などでも送れる音声帯域を使うのでAudioFSKから AFSKと呼ばれているものです。
CPUとしてAtmega328pが使われています
音がやりとりできればいいので例えば、電話越しに通信することも出来ますし、元サイトにはアマチュア無線を使った送受信が紹介されています
この基板はコインサイズと小さいですが、LINE-IN LINE-OUTが実装されていて、そのままマイクやスピーカー端子につなぐことが出来ます。
送信・受信がLEDになっているのもいいですね。
「無線でデジタル通信したかった!」という方はこれを作ればすぐ出来ますね。ただ、それ以上にこれを作った方は「ぜひデジタル通信がどうなってるか知ってほしい」ということで回路もプログラムも公開した上で、プログラムを非常に見やすく作ってくれています。
勉強用にも素晴らしいですね。
元サイトはこちら
http://unsigned.io/?p=77
また、回路図やプログラムはGithub上に上がっています
https://github.com/markqvist/MicroModem/tree/ax25