今回はハッキングの話です。Amazonで19ドルで売っているワイヤレス電球ソケットを4chまでしか対応していなかったのを制限なく何個でも使えるようにしたって話です。
出典: instructables
元々無線で操作できるAmazonにあった電球を分解してます。
分解すると中にEEPROMがあり、そのデータシートを元にEEPROMを読み書きしています(dump用のpythonコードも公開しています)これをもとに無線を受信したらEEPROMの値が変わっているのを確認します。ここまでは観察です。
次に送信機を分解しています。
これは315Mhzの周波数を使っていて、20bitのcode(他の315Mhzとぶつからないように)と4bitのdataでできていることがわかっています(データシートを見て)。そしてこの中にリモコンの番号(照明の番号じゃない。隣の家の人が同じものを使っても大丈夫になるためのもの)があるのを推定し、これを元にdumpファイルの比較からリモコンごとの番号を見つけています。
最後に、好きな番号を送信する同じ315Mhzの送信機をArduinoを使って作っています。
これで4chだけでなく他の買ってきた照明もdumpしてidさえとってしまえば制御できるようになります。
すごいですね。カッコイイハッキングです。
詳しくはこちら
http://www.instructables.com/id/5-RF-Controlled-Light-Sockets/?ALLSTEPS