パーツ紹介」カテゴリーアーカイブ

話題になっている・新しい部品を紹介します

新しいPIC16(L)F170x 171xの特徴

Microchipは16F1シリーズという高機能な8bitマイコンシリーズを最近立て続けに出しています。3/31に新たにPIC16(L)F170xとPIC16(L)F171xシリーズを発表しました。
Microchip-News_500
出典: http://www.elektor.com/news/Microchip-Analog-PIcs/

16F1シリーズとして今までのと違って新しく付いている特に注目の機能は
1. CLC ( Configurable Login Cell )
2. COG ( Complementary Output Generator )
3. ZCD ( Zero Cross Detect )
4. XLP ( eXtreme Low Power )
の5つです。

1. CLC ( Configurable Login Cell )
ちょっとしたFPGAをPICの中に入れたようなものです。CPUとは関係なくある論理回路をPICの中に設定しておくことが可能です。
スクリーンショット 2014-04-09 1.39.20
この図ではCLC1はDフリップフロップとXOR回路でこんな風に。CLC2はDフリップフロップでその出力をCLC2OUTとしてピンに出力。そして、CLC1は入力としてTMR2とPR2のマッチを入れています。
入力はI/Oやペリフェラルの何かなどを設定でき、出力は割り込みやピン出力などが指定できます。
これがあれば、ちょっとした「ボタンを2回押したら割り込み」なんてのもプログラムで押した回数数えなくてもちょっとCLCで回路を組めば2回目に割り込ませることもCPUなしでできちゃいます。CPUを使うのがもったいないことやCPUのクロックより早くやりたいことにはすごく便利です。

2. COG ( Complementary Output Generator )
簡単に言うと1つのPWMを2つのPWMにします。それもわざと時差をつけて。
スクリーンショット 2014-04-09 1.32.55
あるPWMがあってその逆位相がどうしても欲しい時があります(Hブリッジなど)。その時に簡単に逆位相を作ってくれるのがこのCOGです。さらに、ぴったり同じタイミングで逆位相だと突貫電流などで困ることがあります。なので設定から「このぐらいずらした逆位相」という設定ができます。

3. ZCD ( Zero Cross Detect )
電源を使った回路を使うならすごく便利です。電球の明るさ制御や、電源だけで正確な時間をどうしてもカウントしたいときがあると思います。ZCDはAC入力のゼロクロスを検出します。つまり50Hzなら1秒間に100回ゼロクロスしますが、それを簡単に検出してくれます。

4. XLP ( eXtreme Low Power )
非常に低い電圧・少ない電流で動かすことが出来るということです。
最低動作電圧は1.8Vで、1.8Vの時の電流は
Sleep 50nA
標準動作 8uA@32kHz
標準動作 32uA/Mhz
となっています。extremeとつけるほどとはちょっと言えない気もしますが、少ないですね。

以上の機能に関しては「8bitシリーズで追加していくもの」という資料にあります。
また、今回発売されたPICシリーズのdatasheetは
http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/40001729A.pdf
http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/40001726B.pdf
にあります。

9gで全部取れる「ちょっとすごいロガー」が発売されてるぞ

わずか9gでGPS・加速度・角加速度・地磁気・気圧のログが取れる回路「ちょっとすごいロガー」が発売を開始しました。

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出典: http://www.ina111.org/ninjascan-lite

ina111が開発したこのロガーはmicroSDスロットを搭載していて電源さえ用意すれば全てのログをmicroSD上に保存できます。また、microUSBポートもあり、USB経由でのデータの受け渡しも可能です。

記録できるものと記録回数

・加速度(3軸)・角加速度(3軸) 100Hz
・地磁気 約2Hz
・気圧 約3Hz
・GPS 約4Hz

その他魅力

・ファームウェアがオープンソースで公開されている
・リチウムポリマーの充電用チップが載っている
・CSV変換やGUIでデータが見えるPC用ソフトがある

特にGUIがあるのはいいですね。実演している動画がこちら

既に販売を開始していてこちらから購入可能。
1つ21,000円+送料500円です
http://ina111.saleshop.jp/items/440739

シリアルで制御できるフルカラーLED「WS2812B」

よくあるフルカラーLEDは単純に赤、青、緑の3つのLEDが1つになったような物が多くて、足も4本あったりします。今回紹介するのはチップが載っているのでシリアルでフルカラーを送れるLEDです。

DSC_0037-Edit
出典:スイッチサイエンス

シリアルで制御できるので以下の利点があります

  • 通信線が1本で済む(通常3本必要ですね)
  • アナログ回路をくまなくても数万パターンの色の表現ができる。
  • 1本だけで複数のLEDをつなげることが出来る

最後の”複数つなげられる”というのは、このLEDにはシリアル入力だけでなくシリアル出力もあるのでこうやって何個もつなげられます

スクリーンショット 2014-03-21 20.19.15

しかも、それぞれ違う色を出せます。1個目は赤。2個めは青っぽい紫とか。データは24bitでRGBそれぞれ8bitずつで送るのですが、2個めのLEDの情報を1個目の24bitの後ろにつけて送ると1個目は自分の24bitだけ抜き取ったらその後ろの情報を次に渡してくれます。

スクリーンショット 2014-03-21 20.21.44

 

マイコンにD1がつながっててD1の出力からD2の入力につながって、、、となっているとします。マイコンからまずD1の情報次にD2の情報そしてD3の情報を送ると上の図のようなデータの流れになります。皆来たデータの頭だけ「自分のものだ!」として取ってしまって残りを後ろに渡します。メモ帳の一番上のページだけめくって次の人に渡す感じですね。
これで1本なのに複数のLEDのフルカラーを制御できちゃいます。
何個繋げられるかはリフレッシュタイム次第ですが、1000個はいけるそうです。

残念ながら3.3Vでは動かず 3.5~5.3Vで動作します。

スイッチサイエンスで販売しています。10個入り525円です。
WS2812B
http://www.switch-science.com/catalog/1613/

 

指先にのるArduinoが発売されてるよ!

TrinketというArduinoが利用できる小さな小さなArduinoみたいなのがあります。
trinket
もちろんArduinoのIDEからプログラムを書込みできます。
電源は3.3Vのものと5Vの2タイプがあります。
使えるペリフェラルとしては
・I/Oが5つ。
・アナログ入力:3(ただしUSBと共有が2)
・PWM出力:3(USBと共有が1つ)
・I2C・SPIあり。
となっています。Arduino好きでもっと小さいのがほしいと思ってる人にはもってこいですね!

¥1,100円ぐらいで売っています。購入先は
スイッチサイエンス http://www.switch-science.com/catalog/1501/
共立エレショップ http://eleshop.jp/shop/g/gE1A122/
があります。

ち・な・み・に
それのそっくりさんを表面実装じゃない抵抗とかを使って実装したのがこれ
trinky-25
出典:https://github.com/beargun/Trinky
しかもPCにそのまま指して使えるからこっちのほうがすごいのかもw

mbedが使えるSTMマイコン「STM32Nucleo」

STMicroelectronicsはmbedが利用可能なSTM32ボード「STM32Nucleo」を発売しました。
STM32_Nucleo_p3526big出典: http://www.st.com/web/en/press/p3526

特徴

1) mbedが利用できる
2) Arduino2(Arduino Uno R3ピン)とピン互換
3) 載っているSTMマイコンの全てのペリフェラルに接続できるST Morphoコネクタが載っている
4) Discoverボードでもお馴染みのおなじみのUSB書き込み(ST-LINK/V2-1)

mbedが利用できることで、とりあえずPCにつないじゃえば開発環境をインストールすることなくプログラムが書けます(その点ではArduinoより良いですね!)。
また、mbedを利用しないとしてもArduino互換なSTM32マイコンとしてだけでも利用価値があります。Arduinoでは少し性能不足だった回路を大きな変更なしでそのまま高性能なSTM32マイコンに切り替えることが可能です。
STM32といえばSTM32F DiscoverBoardがセンサーもLEDものってて安いと有名ですが、あれはこの基板の持っている特徴4しか持っていません。

シリーズは4つありそれぞれ載っているチップが違います

NUCLEO-F030R8 – STM32F0
NUCLEO-F103RB – STM32F1
NUCLEO-F401RE – STM32F4
NUCLEO-L152RE – STM32F4

最もハイパフォーマンスなのは401でメモリも512KBあります。逆は030で、メモリも64KBです。もちろんすべてmbedが利用可能で、websiteにも

STM32 Nucleo users have free access to the mbed online compiler, the mbed online C/C++ SDK and the developer community at mbed.org, allowing to build a complete application in only a few minutes.

とあり、どんどん使ってくださいといった感じですね。
mouserなどでも購入できますが、共立エレショップで扱っています
共立エレショップ: http://eleshop.jp/shop/g/gE2O361/