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そう来たか。ArduinoとBLEで家の照明をコントロール

最近はいろいろな人がBLEで制御できる○○っていうのを作っていますが、ここまで雑な感じ(わかりやすい感じ)のものは久々に見たので掲載。サーボモーター4つ使ってスイッチを2つ制御しています。

FRUZTBBI2ABN92Q.LARGE出典: instructables.com

ArduinoUnoとBLEはArduino向けのBLEをシリアルに変換するボードを使っています。
サーボモーターは秋月でも売ってる小さいやつです。

動画はこちら

これこそ工作ですね。シンプルな回路と構成でも面白いものが作れます。

詳細はこちら。arduinoのスケッチファイルもあるのでBLEだけ参考にしたい人にもよいでしょう。
http://www.instructables.com/id/Arduino-Room-Automation-via-Bluetooth/

7/11から発売!mbedなBLEモジュールHRM1017の実験レポ

スイッチサイエンスで7/11からmbedなBLEモジュールが発売されます。スイッチサイエンスでは先行して温度センサーとつないで動かす様子をアップしていたので紹介。IMGP1548出典: スイッチサイエンス

mbedなので、mbedでいつものようにブラウザから開発できます。載っているチップはお馴染みのnRF51822です。( 詳しくは http://yuki-sato.com/wordpress/2014/06/25/nrf51822%E3%81%A8%E3%81%AF/ )
Cortex-M0で、最大32Mhzで動作するチップです。
メーカーであるNordicからBLE用のソフトウェア(S110)が用意されていて割りと簡単に開発できます。
また、スイッチサイエンスから発売されるこれは技適をとっているので問題なく日本で電波を出せますし、これを組み込んだ回路も認証は不要です。

スイッチサイエンスのブログでは実際に温度センサーとI2Cで接続してスマートフォンのアプリと連携しています。
1017circuit_tmp

mbedでBLEが開発できるのは嬉しいですよね。
詳しくはこちら。
http://mag.switch-science.com/2014/07/09/connect-mbed-hrm1017-to-ipad/

BLEを使って家の鍵をiPhoneで開ける。

iPhoneを使って家の鍵を開けることが出来ます。
BLE( Bluetooth Low Energy )を使ってArduino+BLEモジュールでそれを作っちゃった人がいます。

ArduinoにつながってるのはNordicSemiconductorのnRF8001です。NordicはBLEでは今アツイですね。BLEはGATTプロファイルでデータベースのように扱うものですが、それを使い擬似的にシリアル通信のようにしてBLEを利用しているそうです。
消費電力が大きいので9V電池では動かずUSBでも難しいとのこと。まぁコイルもあるので当然といえば当然ですが。
鍵は興味ないとしてもArduinoとiPhoneをつなぐにはBLEは最適です。
そのやり方の勉強になりますね。
プログラムも全て公開されています。
詳しいやり方は
http://makezine.com/projects/controlling-a-lock-with-an-arudino-and-bluetooth-le/
こちらから

これと電源でOK BLEモジュール「BLE113A」

BLEって?

BLE( BluetoothLowEnagy) は今注目のBluetoothです。Bluetoothと言っても色々あるんですね。注目の理由はiPhone・iPadのアプリでは普通Bluetoothやlightningコネクタでの通信は制限されていてまともなことが出来ないのに対して、BLEだけは完全に開発者に開放されていiOSアプリからBLEでやりたい放題やることができるからです。BLEそのものの特徴は主に2つです。

  • 省電力(BLEを使う回路をボタン電池だけで数年持たせることも可能)
  • 通信がものすごくシンプル
  • 他のBluetoothでよくある1対1でなく1対N接続できる

以上からこんな使い方が考えられています

  1. 家電を操作するインターフェイスとして
  2. よく無くすものにタグとしてBLE回路つけてどこにあるかを調べる探しもの系
  3. 健康機器など体につけてスマホと通信するウェアラブルデバイス系のインターフェイスとして

今回はそんなBLEをすぐに始められるBluegigaのBLE113Aを紹介します。

BLE113A

BLE113_M_RGB_front
出典:https://www.bluegiga.com/

BLE113Aは若干16mm程度のチップの上にアンテナもCPUも全て積んであり、電源をつなぐだけでBLEを使うことが出来ます。

特徴
1. ワンチップですべて済む

何よりもワンチップで済むのは最高ですね。アンテナも入ってるし電波系の認証も通っています。中のマイコンにプログラムを書き込めるのである程度のことならこれだけで本当に済みます。RTCもあるし。また、電源は3.3V系なので単三電池2本で動かすことが出来ます。一応僕が実験した所ちゃんと1.8V程度までは動いていました。気をつけなければいけないのはSleep中(送信も受信もできない)と送受信中では消費電流が違うのでピークに対応しないとBORしてしまうことです。Sleepは500nAや1uA程度ですが、送受信中は20mA程度は消費します。

2. BASIC言語でかける

Bluegigaの開発したBGScriptというBASICに似た言語でプログラムを書くことが出来ます。また、XMLで色々指定できるので(GATTとかも)細かなプログラムが出来なくても大丈夫です。

3. 拡張性がある

単体でも使えますが、他のマイコンともつなげます。I2Cやシリアル端子が出ていて、BGScriptで何かを受けたらシリアルに送るなどのプログラムを書くと簡単に外部マイコンとの連携ができます。また、I2Cなどでつながっている外部マイコンからBLE113Aを操作するためのプログラムも用意されています。
色々設定もできます。いつ電波受信状態にするかSleepにするか。また、送信電力を決めることも出来ます。最適な間隔とパワーを選ぶことで消費電力を抑えられます。

開発キット

BLE113Aはmouserで1500円程度で買えます ( http://jp.mouser.com/ProductDetail/Bluegiga-Technologies/BLE113-A-v1/?qs=%2fha2pyFaduhyU1qy8AXz2HeeRHJd8kLUK3RrhSL1XqI%3d )
ただ、これだけだと書き込みもできないし、なにより表面実装部品なのでマウントしないといけなくて大変です。

部品が実装されていて、液晶とかの周辺部品や書き込み器もある開発キットがあるのでそれがオススメです。
BLE113EVB_front_L_RGB
出典:https://www.bluegiga.com/

これは1万ぐらい。
http://jp.mouser.com/ProductDetail/Bluegiga-Technologies/DKBLE113/?qs=%2fha2pyFadugHdNWsXqlLxE9lfjN5tuM3dS7uqdqgrTw%3d